【EVO2017】 ときど選手がインタビューで語った本音 （翻訳）

唐突ですが、タイトル通りEVO2017優勝者、ときど選手のインタビューを翻訳をしてみました。

理由は試合に感動したので翻訳をやってみたかったからです。（小学生）

彼の素晴らしい向上心を垣間見える良いインタビューです。どうぞ。

SFV: CPT Interview Series - Tokido (EVO 2017 Winner)

■

─それではevo2017チャンピオンときどです。おめでとうございます。

ときど「ありがとう」

─優勝した気分は?

と「とても幸せです。」

─家族が応援に来ていましたね。優勝への力になりましたか？

ときど「はい。実は姉夫婦がこちらで暮らしていまして、毎年会っているんです。

彼らにはたくさん助けてもらいました。もちろん応援も力になりました。」

─あなたをルーザーズに落としたパンクは、

そのまま1セットも取られずにグラウンドファイナルへ進みました。

しかし最終的にはあなたが勝った。

何か（戦術などを）変えたのですか？

ときど

「僕らはカジュアルマッチでよく対戦したので、相手の考えや戦術は分かるんです。

（ウィナーズ側の）パンクは早めにケリをつけたいと思っている、そう僕は考えました。

それを押し戻し試合をコントロールしようと試みたが、うまくいった。」

─グランドファイナルでのあなたの豪鬼は神がかっていましたね

　もしかして真・豪鬼のアンロック方法を見つけたの?（笑）

ときど「いいえ（笑）ゴウキはすでに最高のキャラクターです。

真・豪鬼は必要ありません。

豪鬼は難しいけどとてもいいキャラですよ。」

─リセットの後、勝つために何をした?

ときど「まず、パンクはリセットされて悪い精神状態になっていました。

常に圧勝してきた男ですので。

一方僕は、悪い習慣を持っています。

僕は楽天家で、チャンスだ！と意気込んだとき簡単に負けてしまいます。

だから良いプレイをすることだけを心がけました。」

─挑発コンボについて

もっとシンプルに倒すこともできたと思いますが、なぜ挑発コンボを？

ときど「僕はトーナメントではよくああいった事をやんです。

実は、 板ザン戦かフィリピーノ戦でもやろうとしていました。

でも6ボタン同時に押すのは難しく、その時は投げが出て…（ミスになりました。）

だからパンク戦では2回目の挑戦でした。」

─パンクを精神面で攻める意図もあったのですか?

ときど「（ちょっと考えて）そのつもりはなかったが、今思えばそのように機能したかもしれないですね。」

─パンクは対戦相手への挑発や屈伸などでも有名ですよね。

日本のプレイヤーも彼にやられてきましたが、復讐できましたね？

ときど「うーん、実は僕は、オーディエンスを沸かせたかったんです。

パンクに向けて（の挑発コンボ）ではありません。」

─なるほど。すごく分かります。とてもクールなコンボでした。

─パンクはツイッターで、みんなをがっかりさせて自分自身に失望してると書いたようです。

準優勝経験者の先輩としてアドバイスはありますか?

ときど

「トーナメントの後ですごく落ち込んでいるパンクを僕も見ました。

でも僕はそのような悔しい負けを今まで何度何度も経験してきました。

そんな経験の後、僕はもっと上手くなりたい、練習をしたいと思うようになります。

　多分パンクにとっては、今回が始めてのグランドファイナルでの負けと思いますが

一方僕にはそんな経験はたくさんあります。

それこそ出たトーナメントのほとんどは勝てないんです！

　でも（負けた）トーナメントの後に練習を続ける、

そうしてより良いプレイヤーになることができるんです。

プレイヤーは大きな負けからこそ学ぶことがあると思います。

　だから、パンクにとってこれは良い経験になるでしょう。

良いプレイヤーに、さらには良い人間になるための経験です。」

─今回の敗北が、長い目で見ればパンクをさらに良いプレイヤーに変えると？

ときど「そう思います。」

─あなたがevoで勝ったことでスト5のレベルは日本とアメリカで同じになったと思う?

ときど

「あくまで僕にとっては、ですが…

日本とアメリカの平均的なトップのレベルは、日本の方が若干上だと思っています。

パンクは別枠ですが。

さらにその他の数人の抜けたプレイヤー、彼らを除けば平均では日本の方がまだ若干上だと思っています。個人的な希望も入ってますが。」

─実際トップ8では日本人が5人いて活躍しましたね。悲しいことに、その意見が正しいのでしょう。オーケー…（がっかり）

─マゴのお陰でパンクを倒す準備ができたと言っていましたね。

日本に帰ってからどうお礼をしますか？ディナーを奢るとか?

ときど

「正面切っては彼に「ありがとう」とは言えないですね(笑)

しかし実際、彼はかりん対策を助けてくれました。

どんな戦術も何一つ隠さずに教えてくれました。感謝しています。

ディナーは…でも何か別のことでお礼をしたいです。」

─正面から「ありがとう」は無理ですか?

「無理です(笑)」

（アビゲイルの話題）

─さて、ところで私たちは漫画「ときど」が出るまでどれくらい待てば良いんですか?

ときど「えっ、梅原漫画みたいにって事ですか？(笑)

あれは・・・彼が長い歴史をもってるから書けたんです。

僕にはまだそれはないんですよ。（だから書けません。）」

─それでも私はもうすぐときど漫画を読めるって100％信じてますよ！

　それでは、最後の質問です。次は何をするつもりですか?

ときど「今、僕はこの結果にとても満足しています。

でも明日には満足ではなくなっていたいんです。

もっと練習して、もっと考えて、

プレイ面だけでなく、最高のプレイヤーになりたいんです。」

─カプコンカップには出場しますよね？

ときど「はい」

─今までevoとカプコンカップを同じ年に制覇した人はいません。

ときど「確かに難しいですね。

みんなEVOの結果を知っていて、今やゴウキは最強キャラだと知りましたから。」

─ゴウキは最強キャラ?

ときど「その可能性を持つキャラクターだと思います。

みんなゴウキ対策をたくさん練習してくるでしょう。

でも僕は、彼らの対策の、さらにその上の対策で望みたいです。」

─ありがとうございました。

■感想

ときど選手の人柄が出てたインタビューでした。

プレイ以外の面でも向上して、最高のプレイヤーになりたいと言っていたのが印象的でした。ただゲームが強い人以上の何かを目指してることがうかがえます。とても刺激になりました。